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ララ・クロフト トゥームレイダー 美しき逃亡者 【らら くろふと とぅーむれいだー うつくしきとうぼうしゃ】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション2Windows 98/2000/XPMac OS X 発売元 アイドスインタラクティブ 開発元 Core Design 発売日 2003年10月23日 定価(税別) 【Win】7,980円【PS2】6,980円 レーティング CERO 15才以上対象 配信 【Win】Steam (英語版)2012年11月29日/711円 判定 クソゲー シリーズファンから不評 ポイント シリーズ最大の黒歴史Core Design倒産の元凶何もかも中途半端 トゥームレイダーシリーズ 概要 ストーリー 特徴 問題点 PS2版の問題点 賛否両論点 評価点 総評 余談 概要 『トゥームレイダー』シリーズの据置用タイトル6作目。 シリーズ初のPS2、当時他の会社もこぞって取り入れていたステルス要素やシナリオ分岐などの新要素を取り入れ、マンネリ化したシリーズを打開すべく開発された。 発売前には新生『トゥームレイダー』3部作の第1弾として発表されていたのだが…。 原題は『Tomb Raider The Angel of Darkness』で、そのタイトル通り全体的に暗めな作風になっている。 ストーリー 『4』ラストにおける遺跡崩壊から奇跡的に生還したララ・クロフトだったが、 仲間であり師であったフォン・クロイ教授の裏切りともとれる行動によりすっかり人間不信に陥り、自宅で陰鬱とした日々を送っていた。 ある日、教授からパリに来てほしいと電話を受ける。現在のパリは「モンストラム」と呼ばれる謎の猟奇殺人犯による連続殺人が起きていたが、怒り冷めやらぬララは教授の下へ向かった。 教授はララに助けを求めるが、突如拳銃を取り出して発砲され、ララは気を失ってしまう。 気が付いた時、そこには息絶えた教授の遺体があり、ララは殺人犯として逃亡するハメになってしまう。 特徴 基本操作はこれまで同様のラジコン操作。 PS2版は左スティックを倒した方向に移動し、スティックの倒し具合で歩きと走りが切り替わる操作に変更されている。通常通り、歩きボタンも存在する。 新たに歩きよりも敵に気付かれにくくなる「ステルス」が追加された。 ステルス中に壁に向かってアクションボタンを押すと壁に張り付いて移動することが可能になった。この状態で壁の端でさらに移動しようとする向こう側を覗きこめるようになった(*1)。 ステルス中に敵の背後に近づいてアクションボタンを押すとステルスキルを行えるようになった。 しゃがんだ状態から這って移動する事が可能になった。 最初はダッシュが使えず、ゲームがある程度進むと解禁される。 マウスや右スティックでカメラを操作できるようになった。 「グリップゲージ」が追加され、ぶら下がり移動に時間制限がついた。 特定の場面で特定の行動をすると身体能力が強化されていき、ぶら下がり時間の延長、ジャンプ力の強化といった成長要素が追加された。 特定の場面では選択によってルート分岐が発生するようになった。 ストーリー自体に変化はないが、異なるステージに進むといった変化が発生する。 シリーズ初にして唯一のダブル主人公を採用しており、新主人公のカーティス・トレントを操作する場面がある。 問題点 もっさりした操作性 全体的にモーションが遅く、PS1時代のキビキビとした操作性はなくなってしまった。 特に移動。前作まではボタンを押している間だけ歩き、通常は走り移動でスムーズに移動が行えたが、今作では走る際も必ず数歩歩いてから走り出すようになった。走る速度自体も遅い。 戦闘が必要な場面でももたもたと歩くのは変わらないため、戦闘が面倒くさい要因の1つとなっている。場面によっては処理落ちによって、もっさり具合に拍車がかかるおまけ付き。 特定の場面では時間制限が発生するが、これが非常にギリギリで少しでももたつくとゲームオーバーの難所。これをこのもっさり操作でやるのは難しい。 前述のグリップゲージについても非常に中途半端。 そもそも強化は特定のオブジェクトを押し引きしたり、扉を蹴破るだけでパワーアップする固定方式で、やらされている感が強い。 似たような要素のある『MGS2』などと違って能動的に鍛えることが不可能で行動を制限するだけの要素に成り下がっている。 元々、開発段階では成長要素を取り入れる予定だったらしいが、余談にて後述する開発のドタバタでお蔵入りとなり、中途半端に残ったのがグリップゲージとの事。だったら完全に削除してもよかったのでは…。 カメラワーク 一部強制で固定カメラになるためジャンプを多用する本作では最大の問題の1つと言っても過言ではない。 また、スニーキングで進む場面でも固定カメラになる場所があるため、せっかくの覗き込みアクションの意味がなくなっていたり、逆に周囲を確認しづらくなるなど厄介極まりない。 なんちゃってステルス ステルス自体、失敗しても特にペナルティがある訳でもないため、普通に突っ込んでいった方が楽に突破できる場面も多い。 見つかっても敵が増援を呼んだりする事はないので、ごり押しで突破できてしまう。さらに見つかっていない敵に触れても特に反応しないなど作りこみも浅い。 今までのトレードマークだった二丁拳銃が無い 発売前のPVではガンガン撃ちまくっていた二丁拳銃だが、今作の正規プレイではストーリー中のムービーで二丁拳銃を構える(もしくは左右のホルスター両方に入れてある)場面はあるものの、プレイヤーが操作できる場面には二丁拳銃は存在せず、拳銃タイプの武器は全て一丁を両手で構えるスタイルになっている(*2)。 遺跡がほとんど登場しない 『2』以降、遺跡以外のステージが増えたが、今作はいつにも増して遺跡が舞台となるステージが少なく、「トゥームレイダー」というタイトルに疑問符がつく。 ララが逃亡者となっているため、序盤から裏通りなどを移動する場面ばかり。唯一遺跡と言えるのは中盤で訪れる「古代の墓」のみ。 後半は『バイオハザード』のようにサナトリウムや研究所が舞台となり、実験体クリーチャーが敵となるシリーズの中では非常に異色な展開となる。 ロードが長い 特にPS2版では顕著。 前半に訪れる「パリの貧民街」は街中が複数のマップに分断されているため、階段を上がったり路地に進もうとしたりするたびにロードが挟まるというイライラポイント。別にイベントが多いわけではなく、ほぼ無人なのにこの有様。 過去作と違ってチャプターで区切られていないため、他のステージでも途中にロードを挟むようになっている。 その他 カーティスを操作できるのは後半のごく一部のシーンのみ。結局ほとんどの場面はララ操作で進む。 カーティスは超能力を使うという設定があるが、ゲーム面でそれが反映されているわけでもなく一部の謎解きで勝手に使われるのみ。 換金アイテムが用意されており質屋で売る事が出来るのだが、買い物できるのは極一部の場面だけ。一度も利用しなくてもクリア可能でおまけ要素などにも直結しない。本作の中でも存在価値不明な要素の筆頭。 PS2版の問題点 アナログスティック操作は問題だらけ。 普通に移動する場合は問題ないのだが、倒した方向にすぐ振り向くわけではなくゆっくり回り込む形で移動するため、穴を飛び越える際の微調整は非常にやりにくい。 立ち止まった状態でスティックを入れればその方向に振り向いてくれるが、こちらも微調整しにくいためストレスが溜まる。これならPC版同様、ラジコン操作の方がマシである。 スティックのみで歩き移動が出来ること自体は良いのだが、足場の端から落ちないようにするには従来通りボタン入力で歩き状態に切り替える必要があるなど、やはり中途半端になっている。 おまけにPS2版ではビハインドビュー(常時背後視点カメラ)が廃止されたため右スティックで逐一調整せねばならず、状況によっては突然スティックを入力していた方向と別の方に移動するなど少なからずプレイに支障をきたす要因になっている。 日本語訳は微妙におかしく、違和感のある言い回しが多い。さすがに意味が通じないほどではないが。 北米版のみ落下中にポーズをかけるとキャーキャー鳴り響くバグが発生する。速攻でミュートにした方がマシ 賛否両論点 ストーリー分岐の追加 会話中の選択肢により展開が変化するインタラクティブ性が取り入れられ、一本道だったストーリー・ゲーム進行に彩りを添える要素となった。 歴代シリーズでも今作のみの要素であり、新要素の中では評価できる。 ただ、分岐と言ってもステージの入り方が変化したり、入手できるアイテムに差が出る程度。ゲームオーバーになる選択肢もあるが、ごく一部のみ。 選択肢を選ぶためか、会話を飛ばせないのも地味に面倒くさい。 評価点 グラフィックはPS1時代から順当にレベルアップしており、当時のシリーズで最高峰のグラフィックを実現していた。 PS1時代のカクカクで女性のプロポーションを強調したようなデフォルメ体型から大きく進化しており、他のゲームと比較しても十分すぎるほど良くなっている。 アイテムを拾ったりレバーや扉を操作する際、以前に比べてアクセス可能な範囲が広がり、自動的に近づいてくれるようになった。 総評 マンネリ化し、評価も下がっていたシリーズに新風を吹き込もうと様々な要素を取ってつけたものの、その多くが中途半端すぎて逆に大幅に評価を下げてしまった。 グラフィックなど進化している部分もあるものの、大半のゲームプレイ、シナリオに問題を抱えているため評価を覆せるほどではなく、シリーズ最低作品の烙印を押されている。 一応遊べない事はないものの、最後までプレイするには非常にストレスのかかるクソゲーという評価が一般的である。 あまりに不評だったため本作のキャラクター・ストーリーは封印され、公式から黒歴史化された。 長らくシリーズの開発に携わってきたCore Designは親会社でもあるアイドスから契約を切られ、次回作からは別の傘下会社(*3)が開発を担当することになるなどシリーズに与えた影響は非常に大きかったと言えるだろう。 余談 本作の同年に実写映画版第2作目が公開されたのだが、海外では本作の不評の影響で(*4)前作から興収が著しく低下したとされている。 イギリスのゲーム雑誌、EDGEの2006年8月号に掲載された当時のCore Designの開発メンバーのインタビューによると「ゲームが完成していないにもかかわらず、2003年の財務目標を達成するために、Eidosの圧力によって無理やり発売を強行させられる羽目になった。そのせいで本来搭載されるはずだった要素の大半はスケールダウンされたり削除されることはおろか、UI関連のテストすら端折られてしまった」と述べている。 本作の失敗はCore DesignはおろかEidos Interactiveにまで悪影響が及ぶ形となった。販売数は全世界で250万本と言う数にもかかわらず、開発関連費用がペイできず、上層部が数名ほど更迭されている。 本作発売から3年後、Core Designの開発部門は『Aliens vs. Predator(*5)』や『Sniper Elite』シリーズなどで知られるイギリスのデベロッパー、Rebellion Developmentsに売却され、最小限の事務員だけを残す状態となったのち、2010年に倒産した。 一方、売却された開発部門はRebellion Derbyとして『Shellshock2 Blood Trails』や『Rogue Warrior』(*6)といったFPSを手掛けたものの、スタジオの再編・整理により2010年の3月に閉鎖された。
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Galaxy Blaster 【ぎゃらくしー ぶらすたー】 ジャンル シューティング 対応機種 Newニンテンドー3DSWii U メディア ダウンロード専売 発売元 【New3DS】賈船【Wii U】RCMADIAX 開発元 RCMADIAX 配信開始日 【New3DS】2017年5月10日【Wii U】2017年7月20日 定価 【New3DS】300円 プレイ人数 1人 セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式 レーティング CERO A(全年齢対象) 備考 ニンテンドー3DS非対応WiiU版は海外専売 判定 クソゲー ポイント タッチでショットを撃つ固定画面シューティング手抜きとしか思えない薄さ こんな内容なのにNew3DS専用 概要 ゲームルール 問題点 評価点 総評 余談 その後の展開 概要 賈船発売、RCMADIAX開発によるNewニンテンドー3DS向けダウンロードソフト。New専用なため通常の3DSでは購入及びプレイは不可。 同時期に同じ発売・開発元からリリースされていたカジュアル路線のゲームの一作。ジャンルは上下画面が繋がった縦視線の固定画面シューティング。 ゲームルール 下画面・下位置にある砲台から上側へとショットを撃ち、上画面・上位置のどこかから連続的に下側へと迫ってくる複数の敵を破壊していくのが目的。 砲台は自動的に強制左右移動を繰り返しており、左右の壁にぶつかると逆に方向へと移動変更する。ショットはタッチで発射し、ボタン側の操作には非対応。 「敵が砲台のいる位置へと到達してしまう」「ショットを3回敵に当てずに空振りさせてしまう」のいずれかでゲームオーバー。コンティニューの類は存在しない。 敵を破壊するたびにスコアが1ポイント入り、ゲームオーバーまでのスコアを競うエンドレスゲーム。ハイスコアの記録がされるが、ネームエントリーには非対応。 問題点 ゲームの内容が薄すぎる もはやシンプルという言葉では済まされないレベルでゲームの中身がなく、少しプレイするだけで即飽きてしまうのが本作最大の問題点。 ゲームルールで表記した内容がすべてである。パワーアップやアイテム、新たな敵の出現や背景の変化といったものはなく、ただひたすらに虚無でしかない。 「背景は黒一色」「敵は多少サイズが異なるものが1種類登場するだけ」とスカスカなボリュームで、他のゲームにおける無料体験版未満な内容。 さらに致命的なのはゲームを盛り上げてくれる演出が皆無なところで、勢いで遊ぶという楽しみも否定される。 敵を破壊しても地味な効果音が鳴って静かに消えるだけ。これが延々と繰り広げられ、ゲームというよりは何かの作業を強いられているようにしか感じない。 無駄にきつい難易度 敵のサイズが冗談と思えるほどに小さく、狙ってショットを撃つという行為すらも苦痛と化す。 砲台の強制左右移動やショットのサイズが敵同様に小さい事も相まって、難易度だけは異様に高い。おまけに画面内に登場する敵の出現数も半端なく多い。 無駄弾による空振りをすると即ゲームオーバーとなるため、ショットの連射は自殺行為。ショットを撃ちまくる爽快感もなく、ゲームの楽しみが見いだせない。 New3DS専用タイトルであるということ 同メーカーの他のカジュアルゲーム全般に言える事だが、なぜかNew3DSでしかプレイできない。 Unityで制作されたゲームはNew3DSでは動作するが、旧3DSでは動作しない。「Unityで作る必要のなさそうな内容なのになぜNew3DS限定にしてしまうのか」という以前に、「なぜ商業ゲームとして発売してしまったのか」という疑問が湧いてくる。 評価点 評価点と呼べるのは「目立ったバグはない」「ゲームルールは分かりやすい」「テクノチックなBGMはなかなかの良曲(ただし1曲ぽっきり)」という点が挙げられる。 総評 とにかくゲームとしての中身がなく、カジュアルゲームの意味を根本的にはき違えているとしか思えない手抜き感がひどい一作。 300円相当のダウンロードソフトは他にもたくさん存在するが、それらと比べるのも失礼な商品失格レベルな出来といわざるを得ない。 余談 アセットフリップ このゲームは、「Ball Shooter(外部リンク)」というUnityのアセットを BGM含め全て流用 したものとなっている。 前述の敵の小ささも、元々スマホ向けに制作されたアセットをNew3DSにそのまま落とし込んだためと思われる。 開発元のRCMADIAXは同時期に国内外で多数のアセットフリップをリリースしてしまっている。 その後の展開 本作のリリースから2ヶ月後の7月20日、海外向けにWiiUでも本作がリリースされた。 10月19日には、同じく海外eshopにてNew3DS専用の類似タイトル『GALAXY BLASTER CODE RED』がリリースされている。 なお、その内容は 本作のただの色替え という圧倒的なまでの手抜きである。
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トランスフォーマーゲームリンク シリーズ作品 機種 タイトル 概要 判定 War for Cybertron PS3/360/Wii/PSP/DS/Win Transformers War for Cybertron 日本未発売。サイバトロン星(*1)でのトランスフォーマー同士の戦いを描く。初代を意識したデザインと性格設定が好評を博し、国内ファンの中にも取り寄せてプレイした者が居るほど。 良 Transformers Fall of Cybertron 日本未発売。『War for Cybertron』の続編。トランスフォーマー達が故郷を捨てて旅立つまでを描く。相変わらずファン心理をよく理解した作品。有名な戴冠式も再現。まったくこのスタースクリームめ! 実写版シリーズ PS3/360/WiiPS2/PSP/Win Transformers The Game PS3/Wii/PS2版のみ国内ローカライズ。2007年公開の実写映画(*2)のゲーム化。ゲーム化フランチャイズ権をActivisionが取得したため、本作以降は同社がパブリッシャーとなっている。 DS Transformers Autobots / Decepticons 日本未発売。上記『The Game』のDS版で、2バージョン発売された。元々は日本語版も発売予定だったのだが、諸事情により中止となった。『GTA』のようなオープンワールド系の作品であり、携帯機ながら高い自由度を誇る。 PS3/360/Wii/PS2/PSP/DS/Win Transformers Revenge of the Fallen 日本未発売。実写映画第2作のゲーム化作品。Wii/PSP/DS版はそれぞれ違うゲーム内容。 PS3/360/Wii/3DS/DS Transformers Dark of the Moon 日本未発売。実写映画第3作のゲーム化作品。ストーリーは映画の前日譚となっている。 PS4/One/PS3/360/WiiU/3DS/Win Transformers Rise of the Dark Spark PS4/PS3版のみ国内ローカライズ。実写映画第4作を補完するストーリー。システムはファンから高い評価を得た『War for Cybertron』『Fall of Cybertron』の流れを汲んでいる。デベロッパーが変更されたことに加え、サイバトロン星編はほぼ使い回しのため評価は良くない。 AC トランスフォーマー ヒューマンアライアンス ジャンルは固定式ガンシュー。オートボットたちの肩に乗ってディセプティコンどもを滅多撃ち。実写版の第1作から第3作までの要素から抜粋しており、いわゆるパラレルな立ち位置。 トランスフォーマー・シャドウズライジング 固定式ガンシュー第2弾。アクションレバーの導入で攻略の幅が広がった。 その他 機種 タイトル 概要 判定 アーケード AC トランスフォーマー アニメイテッドザ・チェイス / ザ・シューティング 『未来警察』シリーズのシステムを流用したキッズカードアーケードゲーム。 トランスフォーマー メックテックウォーズ 家庭用 PC The Transformers 日本未発売。 The Transformers Battle to Save the Earth 日本未発売。 FC トランスフォーマー コンボイの謎 61万人を不幸にした伝説級クソゲー。ウルトラマグナスNo.2! ク FCD トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ ヘッポン!ヘッポン! PC/PS ビーストウォーズ GBC 決闘ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦 2D対戦格闘。どこかで見たような技のオンパレード。おまけ要素も豊富。「変身・変形」は「キャラ性能の大幅な変化」という形で上手く組み込んでいる。 良 N64 ビーストウォーズメタルス64 GBC版の連動でボスキャラクターが使用可能。海外版では隠しキャラクターが追加されている。 PS ビーストウォーズメタルス 激突!ガンガンバトル 海外版では隠しキャラクターが追加されている。 PS2 トランスフォーマー 「仲間AI!この愚か者めが!」 ク Transformers 日本未発売。『マイクロン伝説(Armada)』のゲーム化作品だが、原作とは異なるパラレルワールド。ラスボスのユニクロンは惑星モードのみ登場する。 DS Transformers Animated The Game 日本未発売。『アニメイテッド』のゲーム化作品。本作からパブリッシャーがActivisionとなっている。 WiiU/Wii/3DS/DS Transformers Prime The Game 日本未発売。『プライム』のゲーム化作品。 PS4/One/PS3/360/Win Transformers Devastation 日本未発売。同名コミックスのゲーム化作品。開発は『ベヨネッタ』等で知られるプラチナゲームズ。最初のアニメが放映された1980年代頃のアニメを意識したセルシェーディングのグラフィックが特徴。ノヴァプライムが登場する珍しい作品でもある。 Switch/PS4/One/Win Transformers Battlegrounds One/Win版のみ国内で発売。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 PS2/GC ドリームミックスTV ワールドファイターズ 初代コンボイ、初代メガトロン様(隠し)が参戦。ステージ背景としてデバスターも登場。 なし 3DS チャリ走 DX3 タイムライダー 『トランスフォーマー アドベンチャー』とのコラボステージが登場。 なし WiiU スプラトゥーン 『トランスフォーマー アドベンチャー』のオートボットとディセプティコンのフェスが北米限定開催。 良 PS5/XSX/Switch/PS4/One/Win/Mac/iOS/Android FORTNITE ゲーム内でコラボレーションが行われた。 AC おもちゃがあたる! ロボカバトル 『トミカ絆合体 アースグランナー』『新幹線変形ロボ シンカリオン』とのコラボ作品。
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総評案 総評案1 総評案2 総評案3 総評案4 総評案5 総評案6 総評案7 総評案8 総評案9 総評案10 要望による改訂 総評案9(改訂) 総評案5(改訂) 総評案10(改訂) 最終候補 総評案(最終候補) 結構『手堅くまとめた風』な作品が多くエントリーされてるな。もっと普通につくればいいのに。 -- 名無しさん (2011-02-18 08 45 44) ↑まだ受付中だから「もっと普通な」作品を君が書けばいいのに -- 名無しさん (2011-02-18 12 11 00) 恋と選挙とチョコレートが入って無いのは、発売前後の作品が酷過ぎるからなのか? -- 名無しさん (2011-02-18 15 07 37) 今からでも遅くないので皆を熱くさせるような選評を出してください。いい加減テンプレぐらい読みなさい -- 名無しさん (2011-02-19 13 42 40) ↑↑ただの駄作とクソゲーの間には超えられない壁があることを知ったらまた来い -- 名無しさん (2012-01-18 04 02 18)
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爆伝 アンバランスゾーン 【ばくでん あんばらんすぞーん】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 PCエンジン スーパ-CD-ROM2メガCD 発売元 ソニー・ミュージックエンタテインメント 開発元 工画堂スタジオ 発売日 1994年4月22日 定価 7,800円(税別) 判定 クソゲー ポイント 通称「大魔王」人類には早すぎる内容スッカスカ「ソニーからの刺客」 概要 あらすじ 問題点 評価点 総評 余談 概要 ロックバンドの爆風スランプが監修を手がけ、赤塚不二夫がキャラクターデザインを勤めた、当時国内における二大CD-ROM機、PCエンジンスーパーCDロムロムとメガCDで発売されたゲーム。 基本的にナレーションが入る紙芝居のような流れでストーリーは勝手に進んで行くが、イベントが起こるとアイコンを選択してゲームを進めて行く。5つのアイコンからどれかひとつを選び、それが正解であれば先へ進める。 あらすじ 主人公・バンド宅人はアニメとゲームが大好きな退廃的生活を送る超オタクな15歳。その宅人の前に、ある日突然爆神(バクシン 爆風スランプの神様)が現われる。爆神は、宅人に「アンバランスゾーンへ行き、壊れてしまった世界を音楽の力で修復するのだ」と、いきなり勝手な使命を下す。爆神の手により、アンバランスゾーンへと送り込まれてしまう宅人。無感情な青春を過ごしていた宅人の天然色の冒険が始まる。笑いあり、音楽あり、スーパー・ドタバタ喜劇の幕は上がった! 問題点 ストーリーが電波かつ支離滅裂。 キャラクターデザインが赤塚不二夫ということもあり「シュール」を目指したかったのはわかるが、出来上がったものは悪い意味で先が読めない電波かつ支離滅裂なストーリーで非常に人を選ぶ。おそらく選ばれなかった人の方が多いだろう…… オープニングからして、人類には早すぎるこのゲームの要旨を嫌と言うほど伝える出来。 開始して黒の画面に爆風スランプの4人の顔写真が浮かび、すぐ後にその下に小学生の落書きのような一筆書きの体が出現。そのままもっさりした踊りを始め、「始まるよ、始まるよ、始まるよ、始まるよ~♪ 爆伝~♪ アンバランスゾーン~♪」と歌が流れる。前衛アートのなりそこないみたいでいきなりついていけません。 上記のプロローグも、主人公がゲームをしている所に突然壁に穴をブチ開けながら爆神4人が現れ、主人公の事を「こいつが主人公で大丈夫か?」「ダサい」「友達になりたくないタイプ」と貶しながらお寒いメタネタ・小ネタを延々とボソボソ喋り続け中々始まってくれない。 何がアンバランスゾーンなのかも一切解説は無く意味不明。主人公は延々とキテレツな歴史をさまよう事となる。 ちなみに「爆神」は音楽の神様らしい。 イベントが起きるとキャラが動いたり等アニメーションするのだが、これが超もっさり。 フルボイスでキャラが喋ってくれるのだが、これまた台詞のテンポが遅れており、中々イライラさせてくれる。 正解アイコンのヒントは無く、基本総当たり。 間違えるとイベントが起きた後その選択肢でまたやり直す事が出来るが、上記の驚異的もっさり感と合わさり何度もやり直すというのは非常に苦痛。 言葉では表せないので、実際に見てもらった方が早いだろう。 + プレイ動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm11590261 評価点 突如現れる謎の音声ドラマ、柳家小ゑんを起用した江戸小噺などは豪華声優が担当。 主人公役の結城比呂、ナレーションの石井康嗣を始め、高木渉、白鳥由里、飛田展男、二又一成、ならはしみきと言った有名声優を惜しみなく起用している。 ただし、力の入れ方を完全に間違えている。何より、力を入れた割には音とアニメがズレまくっている残念な出来。 爆風スランプによる楽曲も挿入歌、主題歌として収録。タイトル画面からして力が入っている。説明書に歌詞まで記載してある親切ぶり。 ただし、説明書には6曲分の歌詞があるのにゲームに収録されているのは5曲である。何より力の入れ方を(ry 上記のとおり選ばれた人ならば、ストーリーが面白く感じて楽しめる…かもしれない。 ただし、本当に人を選ぶゲームなので1回上記の動画を見てから選ばれた人か、選ばれなかった人かを調べた方が良いだろう…。 総評 「シュール」と「電波」を完全に取り違えてるゲームである。 始めのうちこそ理不尽なストーリーをシュールとして苦笑いできるかもしれないが、開始数分で睡魔が襲ってくる。 上記で挙げた評価点も全てに「ただし」が付く辺り、評価の度合いもお察しである。 RUNNERというよりは暴走の残りカスの様なゲームになってしまいましたとさ。 余談 このゲーム、発売元がソニー系列のSMEであり(当時爆スラはSony Recordsに在籍していたのだがその関係だろうか?)このゲームがPCエンジンスーパーCDロムロムとメガCD、言うなればCDの雄だけで発売された事、何よりこのゲームが発売された年の暮れ、12月3日にあのプレイステーションが発売された事から「実はソニー陣営によるNECとセガへの壮大な嫌がらせだったのではないか」などとネタになった。
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SIMPLE1500シリーズ Vol.56 THE スナイパー 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむごじゅうろく ざ すないぱー】 ジャンル シューティング 対応機種 プレイステーション 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ソルベストメディア 発売日 2001年3月22日 定価 1,500円(税抜) 配信 ゲームアーカイブス 2010年5月26日/300円 判定 バカゲー ポイント ワンショット・ワンキル。ただそれだけすぐプレイでき、すぐ終わる強いて言うなら池田秀一ファン向け?ある意味見逃せない3周目 SIMPLE1500シリーズ 概要 ストーリー ミッション 隠しモード(バカゲー要素) 評価点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 SIMPLEシリーズのPS版レーベル『SIMPLE1500シリーズ』の56作目。 まだ簡素なテーブルゲーム・スポーツゲームが多くを占めていた当時の『SIMPLEシリーズ』において、やや異彩を放っていたネタゲーのひとつである。 タイトル通りスナイパーとなって標的を撃ち殺す、一種のTPSにあたる作品。 ストーリー 消防士だった主人公ハリー・C・スペンサーは火災現場から偽札製造の証拠物証を発見する。 だがそのためにマフィアや悪徳警官達の陰謀に巻き込まれ、婚約者を殺されてしまう。 復讐を誓ったスペンサーは1年間軍事訓練を積み、スナイパーライフル一丁を抱えてかつての街へと帰ってきた。 なお、ここでは短くまとめてあるが、実際のオープニングのストーリー説明はやたらと長くくどい。 ボイスもムービーもなく文章だけで一気に説明する上にスクロールがかなり早く、大半のプレイヤーは混乱すること必至だろう。 同じ文章が説明書にそのまま載っていることが救い。 ゲーム内のストーリーは薄めのハードボイルドで特に言うところはない…かと思いきや、最後にちょっとだけオカルトな超展開がある。 ミッション どのミッションでも、やることは「時間内に目標を探し出して狙撃する」だけである。 全8ミッションであり、サクッと終わる。プレイ時間は長めに見ても1時間半程度、慣れれば30分を切る。 ミッションを行う前に狙撃対象の情報が表示された後、狙撃する時間(朝・昼・夕方・夜)とハリーが陣取る位置をそれぞれ2~3通りから選択することになる。 ハリーの位置は対象との距離や角度が変わるので難易度に影響する。時間は明るさが変わるくらいで大した影響はない。 ハリーからの視点では通行人は小さすぎてまともに視認できない。そのためスコープで拡大して狙うのだが、こんどは見える範囲が狭すぎてごく狭い範囲しか探せない。 結果的に、目標が簡単には見つからない。まるで『ウォーリーをさがせ!』である。 なお、通行人の数は不自然なほど少ない。 肝心の狙撃では、ライフルの弾速が非常に遅く、撃ってから着弾するまでに1秒近くの間がある。 そのため、歩いている相手を狙うときは移動速度を考えて偏差射撃をしなくてはならない。 一般的な狙撃ライフルの速度は音速を超える。本ゲームのようにノロいことはまずない(*1)。 ただし、音速を越えていようと当然距離が離れていれば着弾は遅れるので、そのせいだと解釈できないこともない。この理屈で考えた場合、主人公は約1kmというゴルゴ13レベルの長距離狙撃(*2)を行っていることになってしまうが。 リアルな弾速にしてしまったら明らかにヌルくなってしまうので、ゲーム性を重視したのであろう。しかし、他に方法はなかったのだろうか…。 風の影響・弾道変化等もない。尤も、リアルと名乗っていながらかけ離れているよりはマシと言える。 基本的に一発しか撃てない。早まったらそれっきりである。正にワンショット、ワンキル。 防弾車を狙う第7話や最終話では複数回撃てるが、弾着まで次弾が撃てないという困った仕様。 最終話のように特殊な方法で相手を倒すこともあるが、全編を通して狙撃は屋外のみで行われる。 パッケージには部屋の中にいる男を窓越しに撃つイラストが描かれているが、このようなことをやるミッションはない。 隠しモード(バカゲー要素) なお、1周終えてもこのゲームは終わりではない。 説明書にも書かれているのだが、このゲームにはクリア後のおまけモードが存在するのである。 + 一応ネタバレ注意 「裏」プラクティスモード ゲームをクリアすると、「裏」プラクティスモードへの行き方が英文で表示される(*3)。 対象が1体しかいない通常のプラクティスとは違い、目標となるマフィアの男が1面につき10人前後(面によって変わる)に激増する。 弾数制限は撤廃されており撃ち放題で、ガンシューティングのような趣になっている。ただし、弾速が遅いのは同じ。 だが、全8面の裏プラクティスもそこまで変化がある訳ではなく、クリアしたことを記録してくれることもないのでおまけ要素としては乏しい。 「なんだ、おまけモードってこれだけか」と思いゲームを終えてしまうプレイヤーも多いが、実はまだ続きがある。 2周目 クリア済のデータをロードした後に新しくゲームを始めると、2周目が始まる。 第1話のムービーが始まると、なぜか茶髪だったハリーが金髪になっている。 しかもこのムービーはそれ以外何も変わっておらず、ハリーの髪の色だけが変わっているのである。一体なんなんだ。 まさか赤い彗星だというのか ハリーは2周目の間はずっと金髪。その他、狙撃対象の位置や服装が微妙に変わっていたり、エンディングのオチも若干変わっている。 どうやらこれは本編の再放送という設定らしく、セーブデータにも「再放送」の文字が付く。 とは言え、これも「それがどうした」という感じで、どこが変わったのか分からないプレイヤーもいるだろう。 しかしまだ更に3周目があり、ここからゲームは急展開…というか超展開を見せる。 3周目 2周目を終えて3周目を始めると、ハリーが出てくるムービーではなく、謎のストーリー説明が現れる。 我々は気が付かないうちに支配されている。 奴らは昔からこの地球に居るのだ。 静かに、しかし着実に…。 異星人は巧妙に人間になりすましている 『特殊スコープ』で正体を見破り奴らを倒せ! 『決して、間違えて地球人を撃つな!』 完全に別のゲームである。タイトルも『THE SNIPER』となっていたところが『THE ALIENS』に変わっている。 「異星人編」と呼ばれる3周目では、通行人のなかに1人だけ人間に化けたエイリアンが混じっている。スコープを拡大すると特殊スコープモードになり、人間とエイリアンを見分けられるようになるので、見つけて撃てばクリア。 映画『ゼイリブ』風の展開だが、宇宙人はいかにもなタコ似の火星人型エイリアンである。 いくつかの面ではUFOまで飛び回っており、車がターゲットだった最終面は対象がUFOに変わっている。 ただし、本編のようなムービーやストーリーは一切ない。その後は投げっぱにされ、淡々とエイリアンを撃ち殺す作業と化す。 3周クリアすると、キャラクターの設定画が見られるイメージイラストモードが追加される。 評価点 主人公・ハリーの声優は『機動戦士ガンダム』のシャア役でも知られる大ベテラン声優の池田秀一氏が担当。 いきなり声優の話から始まるのもどうかというところではあるが、なにぶんこれが最大の評価点のひとつである。 氏の出演しているネタゲー繋がりとして、しばしば『ノットトレジャーハンター』と比較される。 音楽やオープニング・エンディングムービーなどの質は地味ながら良く、比較的雰囲気が出ている。 各ミッションがテレビドラマの1話1話であるということが示唆されており、オープニングとエンディングの同じムービー、および次回予告が毎話必ず流れるという演出は凝っている。 オープニングやエンディングのムービーはすぐスキップ可能なので、この構成自体は演出の一環として受け入れられるだろうが、いかんせんミッション自体が2~3分も経たずに終わってしまうのでドラマとしてのリアルさはあまりない。 「君は闇の向こうに何が見える?」というのがハリーの決めゼリフらしく、次回予告は毎回これで締める。 問題点 ヒロイン役の女性声優2人はGoogleで検索しても本作以外の記述がほとんどないほどの無名声優であり、池田秀一氏との演技力の格差が酷い。 3Dグラフィックは、プレイステーション作品とは言えゲーム全体を通して非常にチープである。 前述の声優問題も含めて、プレイヤーには「池田秀一でほとんどの予算使ってしまったんだな」と邪推される。 設定画の時点では凛々しいハリーや美麗な女性キャラ達が描かれており、ポリゴンとのあまりの違いに勿体無さを感じること必至。 総評 ゲーム性はお世辞にも高いとは言えず、ポリゴンも劣悪でストーリーも説明不足と、稚拙な要素があちらこちらに漂う。 一方で、妙なところでこだわった雰囲気作りやネタ性などは好意的に評価されており、12万本を売り上げている。 余談 『CONTINUE』誌のクソゲーオブザイヤー2001を取得している。 ただし、同誌の「クソゲーオブザイヤー」はいわゆる「クソゲー」というよりは、バカゲー・ネタゲー的な評価を強く加味して選ばれる賞であった。 「B級映画をとことん狙ったバカゲー」と見るのが適切。レンタルビデオの替わり的な感覚? 本作、『ゴルゴ13』『ラストバレット』と、日本の狙撃ゲーはどこかヘンなところがあるようだ。 その後の展開 SIMPLE2000シリーズで続編『THE スナイパー2 ~悪魔の銃弾~』が出ている。もちろん池田氏主演で、良くも悪くも本作の正当進化と言える作品になっている。 後に2本入りの『SIMPLE2000シリーズ 2in1 THE武士道~辻斬り一代~ THE スナイパー2 ~悪夢の銃弾~』という謎の抱き合わせ販売があった。
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「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。 ディズニー エピックミッキー2 二つの力 【でぃずにー えぴっくみっきーつー ふたつのちから】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 WiiWii U メディア Wii Wii専用12cm光ディスク 1枚 Wii U Wii U専用12cm光ディスク 1枚 発売元 スパイク・チュンソフト 開発元 ジャンクションポイント 発売日 2013年9月26日 定価(税込) Wii 5,040円 Wii U 6,090円 プレイ人数 シングル 1人 マルチ 2人以上 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー ポイント 共通 ファン待望、オズワルドと一緒に冒険ストーリーが前作から一気にチープ化うまく追従してくれないオズワルド前作と完全に異なる操作感フルボイス化や衣装チェンジ等、キャラゲーとしては進化 Wii U Wii版以上に操作性が悪化ハード変更で表現力は向上 ディズニーシリーズリンク 概要 特徴 問題点 評価点 総評 余談 概要 エピックミッキーシリーズの第2弾として開発されたゲームの一つ。同時に3DSで『ディズニー エピックミッキー ミッキーのふしぎな冒険』も発売された。 前作のエピックミッキーが予想外の好評を受けたため、そう間を置かずに進められた続編である。 プラットフォームは海外に限りPS3/360版も展開されており、Win(Steam)版は国内でも配信されているが日本語未対応。 大地震が多発するようになったウェイストランドを救うべく、前作のトゥルーエンドで和解したミッキーとオズワルドが事件解決に挑む。 特徴 ミッキーマウスの行動は前作とほぼ同様。今作で新たに追加されたのは、しあわせウサギのオズワルドとのタッグプレイである。 オズワルドはミッキーとは違い、電波を放出するメカを手に持っており、それによって敵を攻撃したり、一部のメカを作動させたりする。1Pプレイの場合は自動的にミッキーに追従するが、2PではWiiリモコンとヌンチャクで操作する。 それ以外に基本的な操作やシステムは変わっておらず、ミッキーに関してはほとんど前作と同じ感覚で動かせる。ただし、オズワルドとのタッグで行うアクション(グライドなど)があり、出来る事自体はとても増えている。 問題点 あちこちバグだらけ。 有名な「音声が再生されないバグ」を始め、とにかく不具合が多い。一部では字幕がフライング気味に表示されてすぐに消え、また台詞が再生されてから再表示されるという稚拙なものも存在する。 メーカーはそういった多くの声を一切無視、目立ったアップデートは今のところ確認されていない。 Miiverseにもバグの数々が結構大量的に投稿されており、アップデートを望む声は明らかに多いのだが。 オズワルドを必要とするパートが多いのにも拘らず、AIが稚拙でうまく追従してくれない。 オズワルドは2P操作ならいざしらず、AI操作だと行動の一つ一つも遅いことが多く、ストレスがとにかく溜まる。オズワルドが来るまでミッキーが待機しなくてはいけない場面が多いのが最大の問題点。 このため、アクションゲームとしては大味というより並な出来だった前作からさらに劣化している。せっかくオズワルドのおかげで増えたアクションもありがたみや楽しみが薄れる。 前作と完全に異なる操作感による、操作性の劣化。 Wii U GamePadのスタイルと魔法の筆が一切噛み合っておらず、ポインティングも難儀になるなど、裏目にしか出ていない。 にも拘らず、多くの任天堂ソフトにあるようなコントローラ選択の余地はない。そのためついでに発売されたも同然のWii版のほうが前作と同じプレイスタイルで操作出来るのでやりやすいと言われる現象が起きている。 プレイ自体はしやすくなる反面、Wii版は当然映像のクオリティが低くなる。そしてオズワルドのお荷物ぶりはWii版でも解消されていない。 Wii U版はGamePadには世界全体のマップやメニュー画面が表示されるなど、まったく全てが劣っているわけではないのだが…。 ミッキー、オズワルドともにお互いに対して攻撃判定があり、当たるとそれぞれ文句を言い合う。 ミッキーなら「やめて!」、オズワルドなら「ふざけてるんだよな?」など台詞パターンが地味に豊富。そのため前作で和解したはずの二人にまだ隔たりがあるように見えてしまい、感動も薄れるというもの。 演出が全般的にチープ化。 細かいところではあるが、スタートメニュー画面の演出はかなり簡素になり、前作までのような「これは面白そう」と期待させる細かな工夫がない。 EDに至っては完全にやっつけ。同じオブジェクトをループさせて表示させているだけ。エンディングの映像でも楽しませようとしていた前作に比べて、本作がいかに急造品だったことかがわかる。 これらを含めて、内容は全般的に余裕なく作ったことがわかってしまう部分が多い。 ストーリーが一気にクオリティダウン。 + 前作を含めたストーリーに関するネタバレ 前作は同じ生みの親からほとんど連続的に生み出された兄弟的な関係を持つキャラクターであるミッキーとオズワルドが、いかにしてお互いの悲しみや罪悪感を埋めていくかという、切なくも深いストーリーだった。 しかし今回は、明らかに騙す気満々、胡散臭い挙動だらけのマッド・ドクターが、ウェイストランドの危機に対し警鐘を鳴らし、一つ一つ問題を潰していくというもの。予想を一切裏切ることなくマッド・ドクターは後に本性を表し、ミッキー・オズワルドと対立する。 そんなバレバレな事情が判明するのも決戦のほぼ直前。引っ張る必要などあったのだろうか……? 物語がチープになったことでボリュームもやや薄くなってしまうなど、前作の作り込みに反して今作のストーリーのつまらなさはエピックミッキーのファンの多くを失望させている。 強いて言うなら本作のストーリーは「和解したミッキーとオズワルドの会話が見たい」という人のための番外編と言ったところだろう。 評価点 Wii U版のみ、HDハードになって表現力が向上したことで、世界観がより美しく描かれるようになった。 演出自体はチープ化したものも多いのだが、やはりHDハードに舞台を移したことで、特にムービーパートは綺麗になっている。 ただしゲーム画面は劇的に綺麗になったかと言うとそうでもなく、特にミッキーは「前作をHDリマスターしただけなのでは?」というくらい代わり映えはない。 フルボイスになったことで会話のあっさり感が減った。世界観も前作で事件を解決したことで明るくなったので、視界は全般的に良くなっている。 ちなみに日本版は吹替もフルボイスとなっており、オズワルドキャラクターやグレムリン達に日本版の声優が初めて当てられた。ロボット・ドナルドなどの複製キャラ達も全員オリジナルキャストが用いられている。 コスチュームチェンジ機能を追加。 なんとオズワルドも含めてコスチュームをアレンジすることが可能。懐かしの姿だけに留まらず、白目の入った以降のミッキーにもなれるなど、意外と種類は豊富。 キャラゲーとしての本作はこれを初めとして進歩していると言える。 2Pプレイならストレスを軽減して遊べる。 本作のプレイ面における問題はオズワルドのAIの稚拙さがメインのため、2人でプレイすれば画面は分割されてしまうが示し合わせて行動し、戦略も練れるので本作で本当にやりたかったことが比較的実現されている。 任天堂監修ということもあってカットが多かった前作に対し、なるべくオリジナルに対して忠実にムービーを盛り込んでいる点。 しかしその代償がバグ等の放置、など劣化点が多いのはいただけない。前作はむしろ問題点の多くを解消していたのだが…。 総評 同じく評価の芳しくない3DS版と合わせて、やっつけ仕事見え見えの続編。 一応前作から大きくシステムを変えたわけでもなく、世界観も「救済後」ということもあって、暗くてよく見えなかったステージも見通しがよくなり、ミッキーの存在だけ考えれば視覚面では圧倒的にプレイしやすくなっている。 しかし、せっかくファン待望のオズワルドとの協力プレイの作り込みの浅さが、本来エピックミッキーにあった良さの多くを潰してしまい、待望だったはずのオズワルドがお荷物になるというお粗末な内容となった。 つまり前作で及第点だったプレイ環境にいろいろ加えすぎてしまったがばっかりに、逆にアクションゲームとして問題が発生することになってしまったのだ。 一応、ある程度息のあった人同士で2Pプレイ(役割分担などをキチンとする)すればゲームとしてはそこそこ遊べる出来にはなっている。 しかし、1Pでプレイするのが一応基本となっている以上、1人プレイにおける作り込みの浅さは、バグの多さと合わせてクソゲーたる要件を満たしてしまっている。 余談 ファミ通クロスレビューではゴールド殿堂入りを果たしており、公式サイトでもそれを誇っている。 前作もマルチプラットフォーム化を検討されていたが、「良いゲームを作るためにはプラットフォームを絞ったほうがいい」というアドバイスから、Wiiに的を絞っている。本作は海外版のみとはいえPS3や360、そしてPCでも発売されており、アドバイスを無視した結果ゲームの方向性がブレてしまったのだろう。 ただしWii Uとのマルチプラットフォーム化は、リモコン ヌンチャクも使える点を考えると本来ならばそこまで問題が起きにくいはずなのである。何故Wii U GamePadだけに操作を絞ってしまったのか…。 とはいえマルチプラットフォーム自体は他機種ユーザーから要望があったからという側面もあるため、一概に開発側の浅慮の結果とは言えない。 ちなみにPC版はSteamにて2013年10月6日から配信が開始された。特に地域制限もかけられてはいないので、日本からの購入・プレイは可能(*1)。また、パッケージ版は一度はキャンセルされたものの、チェコやポーランドなどの東欧地域限定でSteam版と同時期に発売された。 開発スタジオが解散したことがディズニーによって把握されたのは、本記事で取り上げた日本版の発売日から約8ヶ月前のことである。 実際、2013年1月29日に親会社であるDisney Intaractiveからスタジオ閉鎖についての公式声明が出されたことがGamespot等海外のゲームメディアで報じられた。 海外では後にPS Vita版も発売された。 Vita版はタッチ操作への対応・レースシーンでのジャイロ操作に対応・Vita版専用の2人用協力プレイモードの追加が行われている。 しかし根本的な部分の改善はほぼ行われていないため、評価はオリジナル版と同じ程度となっている。 ストーリー的には続編を考えられていた感があるのだが、開発スタジオが解散したこともあり、エピックミッキーブランドは頓挫、今後続編が作られる可能性は絶望的と思われた。 しかし2024年2月になんと前作のリメイク『Disney Epic Mickey Rebrushed』が発表。本作のリメイクや続編が作られる可能性も出てきている。
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オーガス 【おーがす】 ジャンル シューティング 対応機種 SG-1000 発売・開発元 セガ・エンタープライゼス 稼働開始日 1984年 判定 クソゲー ポイント 飛行と戦闘を使い分ける可変機横STG…なのだが…ひたすら単調な展開とにかく時間が無い 概要 システム 評価点 問題点 総評 概要 セガSG・SC用作品には珍しいアニメタイアップ作。当時のロボットアニメ『超時空世紀オーガス』のゲーム化。 ゲームのタイトルはあくまで『オーガス』であり「超時空世紀」は付かない。タイアップした作品タイトルとゲーム名が若干ながら違うのは珍しかった。パッケージにアニメのロゴもない。 オーガスの単体ゲーム化は後にも先にもこれ一本(*1)。これの前作といえる『超時空要塞マクロス』とは比べるべくもない。 尤も、子供がおもちゃ屋で怖くて泣いたと言う(オーガスのデザイナー談)デザインと、難解な世界観(*2)からヒット作とは言い辛かったが。 更に言うと、超時空シリーズ第三弾の『超時空騎団サザンクロス』に至ってはゲーム化がされていない(*3)(*4)。 プレイヤーは自機、オーガスを駆って敵チラム軍の攻撃をかわし、時空振動弾を破壊するのが目的。 システム オーソドックスな横スクロールの残機制STG。 自機「オーガス」は、ゲーム中は飛行形態の『フライヤー』と、ロボット形態の『オーガロイド』の二種に自由に変形できる。 フライヤーは高速移動、オーガロイドは戦闘とそれぞれに特化した形態。 フライヤー時は高速スクロール。オーガロイドになると低速スクロールになるがオーガロイドは敵弾に対しては無敵。 1ボタンでショット、2ボタンで変形・キック(後述)。 地上物、空中物の概念があり、地上物は「オーガロイド状態で地面にいる状態で2ボタン」でキックを出すことで破壊可能。 2分30秒という制限時間内にラウンドの終端に到達し、出現する『時空振動弾』を破壊するとラウンドクリア。 ラウンド構成は全く同じで、以下延々と続く。ラウンドごとに敵難易度が上がっていく。 評価点 きれいな画面 単色スプライトしか使用できないSG系としては、だが。 真っ黒な宇宙ではなく鮮やかな空と、色や柄で遠近感を表現しようとした背景の努力は垣間見える。 タイトル画面のオーガスも良く描けている。 自機オーガスもスプライトを重ねて二色(+透過)を実現している。 問題点 本作の最大の問題点。「時間がない!」 制限時間が非常にタイトで、道中のほとんどをフライヤーで進まないとすぐに時間切れを起こしてしまう。 上記とも関連するが、可変システムをろくに生かせていない。 先述の通り、道中はほぼフライヤー一択。 一方、ボス(時空振動弾)が現れると自動的にオーガロイドに変形してしまう。フライヤーでは戦えないの? 更にいうと、フライヤーとオーガロイドの戦闘力の差も、それほどには無い。 ちなみに自機オーガスは、アニメでは4種類に変形できるメカなのだが、本作では2種類しか反映されていない。原作でも殆ど出番が無かった地上用の『タンク』はともかく、活躍が多かった変形途中の『ガウォーク』形態がない。 ステージ開始時には「母艦からガウォークで発進→フライヤーへ変形」という原作での一連の動きが再現されているにも拘らず、何故ゲーム内で使えるようにしなかったのか。 ラウンドを進めても代わり映えしないステージ。 敵もイシュキック・イシュフォーンの二種しかなくワンパターン。ナイキック等の番組後半のメカは出ない。 敵配置もメリハリがなく、ただただ順番に出てくる敵を撃っていくだけ。 総評 いかにもな「キャラゲー」。しかし容量やハード性能ゆえの問題点というよりも、単純に調整不足。加えて「時代だから」では見過ごせない単調ぶり。 時間制限さえまともなら、敵が多いところ、ガンガン進むべきところなどバランスを取ったり、ガウォークを含めた三段変形も取り入れるなども考えられたはず。 旧機種な上に版権モノ、しかもそれほど有名でもないので今後配信等は絶望的といえる。 SG-1000用ゲームとしては入手は容易な方なので、アニメのファンであれば見かけたら話の種に買ってみてはどうだろうか。セガMkIIIやマスターシステムでもプレイ可能だが、ドットを描画するためのカラーパレットがSG-1000のとは違うので、ゲーム中の映像がSG-1000で遊んだ時と異なってしまうため、 そこだけ注意しておこう。
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レニーブラスター 【れにーぶらすたー】 ジャンル 横スクロールアクション 対応機種 PCエンジン スーパーCD-ROM2 発売元 NECアベニュー 開発元 エーワンアドアーケイディアJフォース 発売日 1995年6月23日 定価 7,800円 判定 クソゲー ポイント 末弥純の絵と豪華な声優… だけ 概要 特徴・システム 問題点 評価点 総評 余談 概要 既にプレイステーションやセガサターンも発売されている1995年に発売された、PCエンジンソフトの中でもだいぶ後期の作品(*1)。 ストーリーは「サマエルの心臓」という特別な宝石を巡り二人の男、ブラックロッジハンター(*2)矢来藤朗(やらい ふじろう)と魔術師の篠懸誓史朗(すずかけ せいしろう)がそれぞれの目的のもとハルバーシュテット男爵率いるニーベルンゲン騎士団と戦う」というもの。夢枕獏や菊池秀行の伝奇小説などに近い雰囲気がある。 特徴・システム 縦の移動もある横スクロールアクション。 操作系 方向キー左右で歩き、同じ方向の二度押しでダッシュ。 方向キー下の入力でしゃがむ。立った状態でキーでの背後方向の入力は振り向きだが、しゃがんだ状態では防御体勢をとれる。 階段がある場所では方向キー上下がその上り下りに変わる。 ステージ内に配置されたアイテムには体力回復用の食料、それと「技パネル」というものがあり、このパネルを拾ってステージをクリアすると次ステージから選択可能な技が増える。 問題点 異様なほどに静かで、そして地味。本編を始めるとたいていの人はすぐにそんな印象を持つだろう。 このゲーム、効果音というものがほとんど無い。文字にし辛いが、攻撃が当たった時に "べぃッ" というような感じのあまり心地よくない音が鳴るくらいで、あとはもうダッシュ、ジャンプ、着地、さらにゲージを溜めての特殊攻撃、そのいずれもが全くの無音である。 そしてどんな大技だろうと当たった時の音は "べぃッ" 。渋い雰囲気のオープニングに似合わない安っぽいBGMとこの "べぃッ" を延々聞く事になる。 視覚的にも派手さ、華麗さは全く無い。 プレイヤーキャラ二人の技はともかくとして、ステージボスであるニーベルンゲン騎士団幹部の面々の攻撃までもがとてつもなく地味。さすがにいかがなものなのか。 本人らの台詞では自分の力に相当な自信があるようなのだが、実際する事と言ったらちょっと飛び上がったり小さな弾を発射してきたりする程度で、効果音が無い事とあいまっておよそ凄みというものが無い。 まあ、この世界の魔術結社とはそういうものなのかも知れないが……ともあれ彼らがそんな調子なおかげで、そんな連中相手に大真面目な主人公らも今一つ強さが良く分からない。 会話シーンのスキップをする際、なぜか文字表示の方しかスキップできず、「音声のスキップ」ができない。 たとえば貴方が長いやりとりの最後の決め台詞部分の音声を聞きたいと思ったとする。その場合、たとえ聞きたいのが最後の部分だけだろうと会話シーン全体を聞かされるはめになるのだ。 操作性にも難あり。 歩いて移動する際、一瞬の入力でも必ず一歩分は歩いてしまい、位置の細かな調整がし辛い。 しゃがみ状態から後ろの敵を攻撃したい際、一旦方向キー下を離してしゃがみ状態を解除する必要がある。 評価点 オープングデモ、ステージ間、エンディングで多数使用される全画面での一枚絵は末弥純の原画をそれなりに再現している。 PCエンジンの画面としては美しい部類で雰囲気がある。 藤朗に田中秀幸、誓史朗に塩沢兼人、その他の登場人物にも冬馬由美、堀秀行、屋良有作など、名の知られた声優を起用している。 総評 とにかく魅力が欠落している。 特に頭を使う要素も無くただ道なりに進み、妙に動かし辛いキャラで相手が雑魚でもボスでも堅実に地味に戦う。それしかやる事が無い。 直接テレビに繋がずビデオデッキを経由させ、ビジュアルシーンを一通り録画でもしたらもう二度とプレイしなくても済む。そんなしょーもない作品である。 余談 数の少なさからか、現在ではAmazonなどで約30,000円以上という高値で扱われている。 当然ながら、コレクター向けの価格設定である。内容の良さからの価格ではないのでくれぐれも誤解しないように。 既にNECアベニューがゲーム事業から撤退したため、プロジェクトEGG等での配信も困難である。
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面影レイルバック 【おもかげれいるばっく】 ジャンル 対立する良家の2人に巻き込まれていく学園恋愛ADV ASINが有効ではありません。 対応機種 Windows Vista/7/8/10 発売・開発元 ハイクオソフト 発売日 2017年9月29日 定価 初回版 9,800円(税別) レーティング アダルトゲーム 判定 なし ポイント 何度も何度も 何度も何度も発売延期ぶん投げられた個別ルート 概要 ストーリー ゲームシステム 特長・評価点 問題点 総評 余談 概要 2009年6月26日にハイクオソフトから発売された『さくらさくら』のサブキャラクター「吉岡 正志」を主役とするスピンオフ作品。 2017年5月2日には本作の前日談『泥亀の月』(非エロゲー)がDMMで無料配信された。ボイスはない。 美少女ゲームの割に男性が多く登場し、シビアな取引シーンなどが好評。本編への期待を高めるには十分であった。 製品版には「椎名杳子の取材記録」のDLカードが付属している。これは『泥亀の月』にボイスを加えたエピソードである。 原画家は「ひーで」、シナリオライターは「たとむ」「Keikei」の2人。 ハイクオソフトではお馴染みの面子であり、本作も作風が似ている。過去作をプレイしていれば絵・文の両面でキャラクターに既視感を覚えるだろう。 ストーリー もう、恋に落ちていた―― 学生最後の夏、吉岡正志は大企業・吉岡建設の若き経営者である義姉・樹里の仕事の都合により転校が決まる。 転校先は、線路が行き着く小さな町・櫓名(やぐらな)。 そこで正志は、この土地を守る小さな地主・櫓名いろは と出会い、同じ学園へと通い始める。 だが、吉岡建設の目的は櫓名の土地開発であり、正志は吉岡建設の跡取りであった。 (公式より抜粋) ゲームシステム 一般的な美少女ゲームと同じく、テキストを読み進めるアドベンチャーゲーム どのヒロインを好いているかや移動先などの選択肢が表示され、物語が分岐する。 start - winter エンディング後に追加されるアフターストーリー 文字通り、冬に関するエピソードが収録されている。 item episode 過去作品にも採用されていたシステム。 作中に登場した道具やキャラクターの説明文を閲覧できるTipsのようなモード。 一部の項目はクリックすることでノベル形式でエピソードが語られる。 memory 一般的な美少女ゲームの「シーン回想」に該当するモード。 エロシーンが主だが、エロシーン以外の一部のシーンも登録される。 特長・評価点 土地開発・跡取りといった美少女ゲームとしては珍しい題材 開始直後いきなり家計図が語られ、複雑な人物関係や土地開発の問題の提示により、引き込む力は十分。 キャラクター 『さくらさくら』のキャラは序盤の言動や行動がキツく、人によっては「イジメのようで不快」とも言われていたが、本作のメインヒロインは丸い性格付けになっており、ヒロインに愛着を抱きやすい。この点だけは『さくらさくら』より好きという人もいる。 尖った性格のキャラクターもいるが、サブキャラなので物語を盛り上げる要素となっている。 この手のゲームとしては珍しく、立ち絵のある男性キャラクターも多く登場する。 渋い題材なので、雰囲気に合っていると言える。 櫓名の雰囲気 自然豊かでセミの鳴き声が聞こえ、朽ちた掲示板・特殊な風習が残っているなど夏の田舎の雰囲気が十分に出ている。 グラフィック・BGMはこれまでと似た傾向で好評。 問題点 個別ルートが短く、内容も雑 本作の問題点はこれに尽きる。共通ルートで提示された情報や問題をほとんど解消せずに終わってしまう。 過去の因縁・現在に生きる人々の意思・ヒロインと主人公の関係など、いくらでも盛り上がる要素はあるが、それらをろくに掘り下げることがない。 エッチシーンまでの過程もいまひとつで、雑な理由で3Pが始まったりする。 付き合う時間の短さや理由付けの乏しさから、キャラゲーとしても評価は厳しい。 winterも短い ちょっとしたエピソードのみなので、ストーリーの重大な点は有耶無耶なまま。 短い割に衣装差分などは凝っているが、そこで力尽きてしまっている。 キャラクター サブキャラの多さや活躍は舞台設定を広げてはいるが、結局広げただけで終わっている。 悪く言えば、結果的にメインヒロインの出番を食ってしまっている。 男性のサブキャラ「本馬 太郎」 女性に対して欲情を繰り返す。精神も外見も汚く、不愉快な要素でしかない。 総評 共通ルートまでは良かったが、そこからが問題だらけのガッカリゲーである。 最低限のゲームとしての体は保たれているが、途中で力尽きたであろうことは想像に難くない。 せめて発売日を守っていれば注目されない凡作だっただろうが、何度も発売延期を繰り返した上でこの出来だったため、ファンのショックはことさら大きかった。 ハイクオソフトのソフトを制覇したい、安い中古品を画集にする等の目的でなければ過去作を買った方が良いだろう。 その場合でも伏線はろくに回収されないため、流し読みすることをお勧めする。 余談 客観的に評価しやすいボリューム不足で大きく評価を落としたため、中古が値下がりするのが早かった。 DVD-PG版も発売されている。 ブランドのファンからの悲鳴が多かったためか、クソゲーオブザイヤーinエロゲー板にも総評が投稿された。 しかし土台はしっかりしており、個別の雑さだけではクソゲーとして弱かったためか選外に終わっている。 予約特典は処女作『よつのは』のメインヒロインのみが攻略対象のミニADV『プロポーズ作戦』。 『幼なじみとの暮らし方』(よつのはのファンディスク)のアフターストーリーなので若干ややこしい。 30分もかからない短さだが、こちらは大きな問題が無くまとまっている。 発売からしばらくして、本作の公式HPのみ繋がらなくなった。 他の作品の公式HPは閲覧可能である。 しかし、平成30年10月3日付け官報により、ハイクオソフトが破産手続きをしていることが明らかとなった。 発売延期 2015年10月23日に予約が受け付けられ、2016年2月26日発売予定であった。 ところが実際に発売されたのは2017年9月29日となった。 しかも、一度に延期期間を延ばすのではなく、何度も何度も少しずつ伸ばしたためたちが悪い。あまりの長さに発売前から呆れや不安を覚えた予約者もいた。 しかし、スピンオフ元の『さくらさくら』も非常に延期が多かったがそれに見合う内容だったため、本作も延期した分中身は伴っていると期待するファンも居た。 もっともファンディスク『さくらさくらFESTIVAL!』のように延期した上で評判が悪い作品もある。 補足情報としてエロゲ界隈での発売延期は頻繁にある。 もちろん悪い風潮だが、昔からいい加減なブランドも目立つ業界なのである。 OP曲で「何度も何度も 何度も何度も」という歌詞があるため、延期と合わせてネタにされた。